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花
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作詞 黒空猫 |
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どこからか独特の匂いがする
その方向からドアが開かれる
綺麗な花を持ってきたね
色とりどりで見とれちゃうよ
君の匂いと花の匂いが
混じったそれは麻薬のよう
棘を抜いていない薔薇
棘が刺さり一つ増えた
咽せるような匂いした花束
投げつけられて綺麗に散らばったね
音も立てずとれる椿
音は落ちた時 静かに聞こえた
君の涙の音 静かに聞こえた
僕を睨み続けたら泣きやんでくれる?
僕の頬叩けば君は笑うの?
薔薇の花は枯れたよ
君の笑顔吸い取って 跡形もなく・・・
散らばった花達は
残された僕を痛めつける
時計も携帯も止まったまま
僕を狂わせてくれる
君の匂いはドアから逃げていくよ
花の匂いと共に
僕は開いた窓から
そこから花達を帰す
そのまま
麻薬のような匂いが消えるまで
落ちる花を見ているよ
去っていく君を見ているよ
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