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太陽
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作詞 Mr.pain |
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目覚めたのは 夜の屋上
今にも眠ってしまいそうな街を下敷きに
描いたのは 夢の背景
そして 何かを追いかけている僕の背中
悲鳴をあげるバイクに
ニワトリの歌は戯曲と化す
こんな透明な時間が
あっという間に溶けてゆく
太陽が欠伸をして 今日を告げようとしてる
焦げるほどの光を 身体中に帯びて
ここは一つ鼾をして ナマケモノを起こそうか
煩いほどの流れで 世界は回るのだから
背伸びしてた 神の階段
バベルの塔付近ならば簡単に辿り着ける
忘れたのは あの日描いた
僕が 触れちゃいけないものの存在だった
自伝を書いた日記が
最後のページを迎えたようだ
なぜか果てしなく思えた
あの幻影は何だったの?
太陽が欠伸をして 今日を終えようとしてる
山火事ほどの煙に 少し咳き込みながら
そしてここで鼾を止め 明日をじっくりと待つ
しつこいほどの繰り返し 世界に終わりは来るの?
忙しく過ぎる過去を 思い出すのは一瞬
走馬灯の背中に乗って 僕自身を旅するんだ
時にはこんなのも良いかもね なんてね
そろそろ夜が明ける 「またね」
太陽が欠伸をして 次の今日を告げようとしてる
交差する蜃気楼を 全身に纏い
いつものよう鼾をして ナマケモノを起こしたら
冷たいだけの視線に リボンを付けて送り返す
そしたら僕も欠伸をして 今日も生きようと誓う
焦げるほどの光を 身体中に浴びて
パンとコーヒーを平らげ ナマケモノに勝った後で
軽すぎる風の中で 世界に従いつつ
太陽の欠伸を聞いて 今日も影を追っかける
あの日の景色に一つ色を加えて
理由とかそんなもんはあえてぼかしとこう
僕が今ここに生きている それだけを
この絵に残せたら良いと思うんだ
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