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老犬ブルース
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作詞 暗闇族 |
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守り続けた十\数年
廃墟で眠る老犬の見た夢は
あたたかい花畑と顔のないダレか
太陽が刺さる
薄紅色した太陽が煙突に
誰か誰かどうかお願い
消えちゃうよ
守り続けた十\数年
いつかのためにダレかのために
ため息で舞うホコリ涙で固め
昨夜の黄色い月が霞んで消えるまで
唄うよブルース
僕が僕がここでひとり
骨になっちゃうよ
「愛を愛をどうかどうか僕にちょうだいよ」
昨日も今日も明日もその次も
「誰か誰かどうかどうか僕に気付いてよ」
唄い続けた十\数年枯れるまで
「早く早くどうかどうか骨になるまえに」
廃墟に沈む赤い赤いお日様と
朝焼けに霞む淡い淡いお月様だけが聞いた唄
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