|
|
|
存在
|
作詞 arey |
|
ちっぽけな部屋で
大きな世界を想像する
脳が回らなくなって
すぐにやめた
先の見えない不安だったり
心が見えない寂しさだったり
そんなことが溢れていて
思考を停止させる
スイッチひとつ押しただけで
すべてが切り替わるのなら
何かも上手くいく
だけど退屈で
やっぱり元に戻してくれって
きっと叫ぶようになる
真っ暗な部屋で
小さな明かりを見つけた
どんなに小さくても
強い光に見えた
その眩しさに目を背けたり
暖かさに笑みがこぼれたり
強くはなくて気まぐれで
それでも必死に生きている
道ばたの萎びた草でさえ
水の抜けた全身を揺らして
ずっと語りかけている
世界中にはまだ
こんなに綺麗なものが残ってるって
気付いてもらえるまで
声が聞こえて振り返った時
ここに在る証だと
手のひらに乗せられたものは
宝石のようにきらきらと光っていた
その透き通った光を浴びて
影だけでもそこに残して
存在が消えないように
消されてしまわないように
|
|
|