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携帯を自分で壊しても…
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作詞 藤美 |
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最近私は友達に紹介されて勝也という人とメールを始めた
ある日お祭りでクラスの不良にあったその隣には
髪が茶髪でちょっと不良系の人がいた
その瞬間、「勝也、こいつ藤美っていうんだ。俺とクラス同じ奴」
と、同じクラスの不良が言った。私も勝也も驚いた。
メールはしていたけど、お互い顔を知らなかったのだ…
私は友達と走って逃げてしまった。だって私、浴衣姿だったんだもん!!
家に帰ってから携帯を開いた。一通のメールが
『今日の藤美の浴衣姿とても可愛かったよ by勝也』
お互いの距離は縮まっていく一方。毎日朝までメールしていた。
でも…もう不幸の階段を上りきってしまったようだ。
先生呼び出された。その内容は、
「お前勝也って奴とメールしてるだろう。すぐにやめなさい」
その後に先生から驚きの言葉がでたのだ
「あいつの親はまともな仕事をしていない。子供も学校では有名な不良だ」
わかっていたが涙が出た…先生が向かいにいるのに
「警察の中でも有名のようだよ。将来悪の方で有名になるだろう」
私は先生に
「ざけんな!勝也を悪く言うなんて許さない!勝也は友達だ!」
と怒りをぶつけたが先生は落ち着いていた。そして
「藤美…お前は勝也に利用されているだけなんだぞ。」
なぜそこまで私と勝也を離したいのかがわからなかった
教室を飛び出した。帰ったのは夜の10時だったメールが2件勝也だった
『今日学校どうだった??』
『メール見てくれた??返事ちょうだいよ〜』
すぐに勝也に電話した。
「もしもし藤美だけどもうメールできない先生に止められた」
勝也は
「先生なんて名前?!ぶっ殺しやる!!」
その言葉が嬉しく思えたけど、涙を呑んで
「先生に言われた以上もう、さよならだよ。今までありがとうね!!」
と笑ったフリした。でも涙が枯れるほど泣いて。
そして私は最後のメールを送った。
『大好きだよ。でも、もうさよならだよ。さようなら』
そして携帯の電源を切った。勝也からの返事を見てはいけないと思ったから。
次の日クラスの不良が話しかけてきた…
「昨日勝也に電話しただろ??その後、勝也携帯見て泣いてたぞ」
すぐに学校を飛び出して家に帰った。親は両方で家にいないから良かった。
そしてまた涙がでた。そして、つぶやいてしまった
「勝也ぁ…昨日の返事みたいよぉ…メールいっぱいしたいよ…」
そして自分の手で携帯を壊した。もう勝也とメールできないよう…
半年後勝也にあった…勝也は普通に私の耳元で
「勝也も藤美が大好きだよ」
といってきた。勝也は金髪だったが、心は変わっていなかった。
だって、私が新しい携帯ぶら下げてんのわかってんのにさ、
メルアド聞いてこないんだよ!!そんな気遣ってくれる勝也が大好き。
これでよかったのだ。本当にこれでよかった。メールしてなくても、
お互いの気持ちは伝わっているのだから。
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