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星空日記
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作詞 kaminote |
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小さな部屋に似合わない特別大きな望遠鏡
今日は使わずと大量のホコリを被る望遠鏡
昔は、こいつで大きな星小さな星を見てきた
だけど今の世界には星なんてありもしねぇ
人類は信じていた、この世界にまた季節がくることを
僕は信じていた、その日に彼女が戻ってくることを
何かが気になってレンズを覗いてみた
だけど映し出したのは真っ暗な世界だった
その景色は今の世界を完全に再現できていた
そして、その暗さは人の心の醜さだと思った
彼女はこの大きな望遠鏡を買ってきてくれたんだ
大きさは部屋の四分の一をしめていて、寝れなかった
「だからその分この望遠鏡で星を見ていて」と
彼女は言ったけど。俺はそんな事一回もしなかった
そして彼女は散っていった、あの星のように散ってた
僕は信じた、彼女はあの星となって僕を照らすだろう
何かが気になってレンズを覗いてみた
だけど映し出したのは真っ暗な世界だった
その景色はなぜかいつもより明るく見えた
どうすれば君と僕は巡り合うのだろう・・・
僕が強く望んでいれば君は今の僕を照らしただろう
君の事をもっと分かっていればいつか会えるだろう
そして君が強く思いさえすれば
僕の方から照らし出そう濃い闇なんて吹き飛ばそう
そして僕はこの事を日記につけよう
僕が机を綺麗にしていたら汚い日記が出てきた
僕と君の写真は日記の四分の一を占めていた
その日記を開いたとき・・漫画みたいな量の涙が流れた
今この日記に続きをつけたそう。そして大事にしよう
日記の端っこに写真にはみ出すくらいの字で
「星空日記」と僕は書いた
僕はずっと君のいない人生を後悔して生きてきた
だけど、君はそれを望んじゃいないと思った
その日記はいつも「〜た」で終わっている
そして僕も最後を「〜た」で終わらせる
何かが気になってレンズを覗いてみた
そして映し出したのは綺麗な綺麗な星空だった
その景色は新鮮は気分で見れた
誰でも日記は「〜た」で終わっている
僕はそれじゃつまらないと思い書き換えてみる
だけど君と一つになりたいとまた書き直す
君の最後のページにはこう書かれていた
「いつか私は星になりたい」
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