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道のはじで
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作詞 こぅ☆じゅみ |
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道のはじに少しだけ残った雪を見て
『あたしの心の中みたい』
そう思った。
色んな危機も終わり
暖かい日差しと
温かい心
大好きな笑顔に溶かされて
もう だいたいは 水になって乾いた
だけど 一部だけ残っている雪がある
その雪は溶ける事を知らないのか
いっこうに溶けない
冬の間はきっと ずっとそこに残っているのだろう
新しい季節になって
新しい環境で生活し
やっとその氷は温められる
癒えて そっと 消えていく
いくら時間が経っても
癒えない傷がある 冷ややかな心がある
だけど 少しずつ 周りに温められて
やがて 少しずつだけど
元の形を取り戻す
新しい形とともに進化していく
今の心は それを怖がっている
だから 日向ぼっこをしない
なんで そうなのかといえば
忘れたくないから、かな。
好きだった香りと
好きだった笑顔
好きだった後ろ姿と
好きだった声
どれも忘れたくなくて
見て聞いて 感じていたくて
やがて訪れる別れを
ギリギリまで待ち続ける
時間は滝のように短く感じられ
やがて 緩やかな川になる
それは 大きな海を求め
たくさんの道を歩み
やがて 広くて大きい海原にたどり着く
長旅をして疲れた心は
大切だったあの頃思い出し
熱を帯びて
やがて 熱く冷たい 静かな流れになって
二つの水晶玉を染め 洗い
流れ落ちる
その流れが 大きな氷と雪の塊溶かして
いつか きれいな 道になる
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