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虚 -uturo-
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作詞 風雅由羅 |
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すべてに躓いて転んだ 支えも無駄な足掻き
足は宙を蹴り手から地にひれ伏す
冷ややかな目に映る自分 ちっぽけな存在で霞む
血が流れても地にひれ伏すだけ
理性の鎖に縛られて 動を奪われ躓きもない
足元から始まり全て縛る 縛り付けて逃げただけだ
すべてに躓いて転んだ 抵抗など無駄な行為
足は重力に従うただの棒だから
誰の目にも留まらぬ自分 涙も雨だと言い聞かせて
涙零して乾きを待つだけ
理性の鎖で縛り付けて 転ぶより辛いと知りつつ
真実を言う心に耳を塞ぎ 留まることで逃げただけだ
すべてに躓いて転んだ 無駄な事などしない
身は引力で地にひれ伏すから
光の無い目は空を映す 自分がちっぽけに見えた
広大な空が自分を見下すだけ
太陽の光さえも忘れた
見えるは冷たき鎖と心の闇
信じるのをやめた心の虚像
心は鉄で埋め尽くされ
唯一の鍵は消え去り
あの日の自分の存在が
皆の中から消え去った
理性の鎖に抱かれて 未完の未来図を焼いた
生から逃げだした先 呼吸だけがかろうじての証
すべてに躓いて転んだ 動という術はなくなり
身は奈落に落ちいずる 光という概念は映らず
自分はただ堕ちるだけ 底無き闇が身を誘うだけ
無情という逃げ道など
有無には関係はないのに
うわべを述べるだけで
格好をつけようとしていた
壊すのは簡単だったのに
心は決して直らない
何故戻す事ができない
理性の鎖身を貫き 一面に華咲き乱れた
いずれは乾き枯れ逝く 悲願心中共に散ろう
自業自得だと知った時 既に時遅くて
彼岸花咲き乱れて 共に散りかけていた
理性の鎖も錆び付き 共に散ろうとしていた
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