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チルドレン
作詞 庸々
おぼつかない足どりで 歩いてくる子どもが
足元で立ち止まって 私を見上げた
目線に合わせ腰を下ろすと 手を伸ばしてきた
抱き上げると か弱く小さな手が
しっかりと しがみついてきて
母親が隣に現れるまで しばしの間
母性的な感情を芽生えさせる
可愛い出会いをした


この腕に抱いたときに ふんわりと思い出せた心地
ココロの底が暖かくなるような 春の日差し
久しぶりに赤ちゃんを抱きました と告げると
彼女は優しく笑みを浮かべた


生まれてきたとき
愛情や感動 喜び その他諸々
与えられていたことを
ふと忘れてしまっても
現在(いま)あることの素晴らしさを
感じられたらいいのに と

静かに隣で微笑む彼女を見た
それは「母」の横顔だった
かつて私を産んだ母も
生を受けた赤子を横に
涙した日も あったのだろうか



まだ小さいころは 想像の世界に溶け込んで
そこでは全てが可能\で 何でも叶えてくれた
拙いやりとりで ほろ苦い思い出
振り返っては つい 懐かしさに
頬がゆるむような記憶
思いがけないきっかけだったが
愛情の塊を  今 確かに
私は感じることができた


いつか親になるときが来るのならば
子どもの愛おしさに 気付く日もあるだろうか
私も愛されていたと 思うのだろうか
果たして  この出会いの日を憶えているだろうか

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル チルドレン
公開日 2006/02/13
ジャンル ロック
カテゴリ 家族
コメント 引き込まれるような小さい児の瞳が、とても綺麗だなぁと感じたのでした。
庸々さんの情報
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