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静かな海
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作詞 誄歌 |
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吐く息も白くぼける
雲のない朝を嘲笑(わら)って
どっかりと腰を下ろしたくなる
そんな野暮な衝動を堪えて
今日もまたあのドアに喰われる
嫌じゃないけど
嫌とは言えないけど
せめてそこに居る時の私が
私なのかどうかぐらい
考えさせてくれたって
バチは当たらない じゃない
当たり前のことは 当たり前で
有り得ないことは有り得ない
平凡と平和の同居
幸せと呼べるほど
波に揉まれた経験はない
瓶詰めの手紙が 誰かに届くのは
誰でもなく 波のお陰でしょ?
漕ぎ出すための魔法
昔誰かに教わった
太陽に温めてもらいたければ
黒を着ればいい
月に冷やしてもらいたければ
裸になればいい
そうだよね
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