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静かな海
作詞 誄歌
吐く息も白くぼける

雲のない朝を嘲笑(わら)って

どっかりと腰を下ろしたくなる

そんな野暮な衝動を堪えて

今日もまたあのドアに喰われる


嫌じゃないけど

嫌とは言えないけど


せめてそこに居る時の私が

私なのかどうかぐらい

考えさせてくれたって  

バチは当たらない  じゃない


当たり前のことは 当たり前で

有り得ないことは有り得ない

平凡と平和の同居

幸せと呼べるほど

波に揉まれた経験はない



瓶詰めの手紙が  誰かに届くのは

誰でもなく  波のお陰でしょ?



漕ぎ出すための魔法

昔誰かに教わった






  太陽に温めてもらいたければ

  黒を着ればいい

  月に冷やしてもらいたければ

  裸になればいい




     そうだよね

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歌詞タイトル 静かな海
公開日 2006/02/13
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
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