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ロケット公園
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作詞 銀狼 |
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どこにでもあるような公園の
真ん中にロケットが立っててさ
果てしなく純粋な僕たちは
いつだって銀河系のヒーロー
宇宙飛行士で 正義の勇者で
凄い武器持って その先を目指した
宝石じゃなくて お姫様じゃなくて
途方もない夢を ひたすら追いかけた
隕石が来る、みんな伏せろ! 少しは操縦替わってよ!
そろそろご飯にしませんか? あと10分で星に着くぞ!
全ては無限に広がると
迷わず思っていたんだよ
それはそれは自由な日々だった
拾った宝の地図だって
本気で信じていたんだよ
それはそれは楽しい日々だった
どこにでもあるような公園に
ロケットは動かずに立っててさ
馬鹿みたく生き急ぐ僕たちは
いつだって悲劇的なヒーロー
夢も見られない 時代の敗者で
派手な嘘吐いて また耳を塞いだ
優しさとかより 札束がいいな
光の無い部屋で 淀んだ目を閉じる
政治が悪い、みんな吠えろ! 少しは辛さも分かってよ!
ぼちぼち妥協でいいですか? あと10秒でバスが出るぞ!
いつかは世界が拓けると
勝手に思っていたんだよ
こんな未来望んじゃいなかった
奪った冷たい鍵だって
本当は欲しくないんだよ
こんな奴になるはずじゃなかった
ロケットの壁に 下手くそな文字で
だけどはっきりと 何か刻まれてる
そうだ思い出した 僕たちが書いた
「ぼくはつよいんだ」 まだ間に合うのかな
明日が来るぞ、みんな走れ! 少しは自分を信じなよ!
まだまだ希望はあるでしょう? さあたくさんの星が降るぞ!
全てを無限に広げると
初めて誓ってみるんだよ
流れ星が朝日に熔けていく
白紙の宝の地図だって
自分で作っていくんだよ
それはそれは煌く朝だった
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