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缶コーヒー
作詞 グローリー
ベッドの上で医者も呼ばず
息も絶え絶えな君
「早くよくなれよ、どうだいコーヒーなんか」
呼びかけてもあいづちの代わりに咳払い
「病気治ったらな」
すこしたってから答えてくれた

「ちょっと、待ってろよ」
と言い残しドアノブを回す

行き先はどこかコーヒーが売ってる場所
なるべく近くにあればいいな

この町はここで最後になる
なぜか今日に限りコーヒーは売り切れ
「缶コーヒーは、ありますか」
「先ほどのお客様で最後です」

なんなんだいったい!
どうしてコーヒーが無い!

「今はコーヒーが必要なのにあいつにあげたいのに」
怒りが悲しみに変わり肩を落とす

あいつが元気になったら
真っ先にこの俺が
温かいコーヒー飲ませてあげたいのに

落ちてたコーヒーの缶を
拾ってとぼとぼと帰宅する
ドアノブを回し部屋に入る
同時にもってた缶を落とした

そこには落とした缶の音と
笑いながら冷たくなってたあいつと
天井まで積まれた缶コーヒーがあった

「どうしたんだよ、コーヒーもってきたんだぞ」
「礼ぐらい言ったらどうなんだ?」

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 缶コーヒー
公開日 2005/12/27
ジャンル ロック
カテゴリ 友情
コメント 物語風に書いてみました
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