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一人旅
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作詞 心恋 |
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一人旅。そういうと、かっこよく聞こえるけど実際は
ただ、自転車でどこまでいけるか。
それだけのこと。
自分の体と、ママチャリで。
青い空に、白い雲、どこまでも続く真っ直ぐな国道。
青い空には似つかわしくない、寒い風が頬を貫く
白い雲は、だんだんと灰色になり空を染め
ちらちらと、真っ白な雪が現れる。
こんな寒い冬の中どこまで行けるのだろう・・・?
後ろを振り向かず、どこまでこぎ続けるのだろう?
ペダルを一つ、また一つ
こぐたびに、不安が胸に広がっていく。
ああ、どうしてこんなことをしたのだろう?
自分に尋ねてみて、思い出すと
ただ、使われなくなった自転車が悲しそうに思えたから。
なんて、僕はバカなんだ。
そんな理由で、こんなことを始めるなんて。
目的もなく、ただまっすぐなこの道を行く
交差点に来たら、僕はどの道を選ぶのだろう・・・?
枝でも倒してみようか
靴でも投げてみようか
そのときにならないと、分からない。
始めは、恐怖心<好奇心
けど今は、恐怖心>好奇心。
まったく逆だ。
僕は、ちっぽけだ。
僕は、子供だ。
僕は、自分分からない。
僕は、孤独だ。
僕は、不安だ。
僕は、なんなんだ??
この、一人旅で何が見つけられるのだろう。
きっと
見つけられたものが僕の宝物になるのだろう。
僕の心は 恐怖心=好奇心。
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