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瓦礫
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作詞 Sincerely |
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廃れた街に一人 郵便局員が居た
皆彼に手紙を託し 思いを交し合った
幸せだった 仕事に誇りを持っていた
そんなある日だ 一人の男に
「彼女に手紙を届けてくれ」
そう言われ 渡された一通の文
愛情が 温もりが 伝わってくるんだ
届けてやるさ この命を捨てたって!
思いが届かないなんて 終わり方にはさせない
届けてやるさ どんなに遠くたって!
距離は離れていても 心は近いままで居てくれ
そう言い 彼は今日も走った
彼の思いを懐に忍ばせて
此処は廃れた街 瓦礫の山が
目の前に立ちはだかり 視界暗く染める
向こう側に手紙を待つ 彼女が居るってのに
大丈夫だ 負けない まだ走れるから
錆付いたホイールに 足を取られても
走れる 駆けられる まだ走れるんだ!
「不可能\だ」 なんて 誰が言ったんだ?
越えて 見上げた太陽は
俺を褒めるように輝いていた
「向こうの街に居る 彼からの手紙です」
渡した手紙 まだ温かかった
嬉しさに 泣く彼女 直ぐに返事を書いて
「ありがとう ではこれを 彼に届けて下さい」
俺に任せろ! 目の前に「不可能\」の“ふ”の文字も無いから
今ならできる 何だってできるさ
どんなに うず高く 瓦礫が積もっていても
伝えたい思いは 上空1000フィートよりまだ高い
帰ろうか 廃れた街へ
彼の待つ 瓦礫の街へ
彼女の温かさを
彼に届ける為
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