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私は、白血病でした。
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作詞 魅亜璃〜MIARI〜 |
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逃げられないように
エレベーター前には 柵のようなものがあった
泣きながら 家に帰りたいと叫んだ…
2歳のとき
当時2歳の私は 何も知らずに入院した
まわりの人はみんな優しくて すぐに友達ができた
けど いつのまにか友達がいなくなってた
『死』の意味を知らなかった私
言葉すらも知らなかった私
でも さびしいという感情はあった私
いつだったか…
入院当時の写真を見せてもらったことがある
小さい私の手には点滴が刺されていた
髪は薬の副作用で抜け落ちていたが
それでも笑顔で笑っている私を見た
死んでいたら 今こうすることもできないし
誰かを愛したり 誰かに愛されたり
泣いたり 笑ったり
傷つけたり 傷つけられたり
そんな当たり前のことが 私には
儚い夢でしかなくなるんだと思うと
改めて 生きててよかったと思う
私は 死んだみんなの分まで長く生きようと思う
だからみんなも
どんなにつらく悲しいことがあっても
生きて
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