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for...You
作詞 LOVE SINGER
今日も見かける あの人は
長くて少し茶色い髪を指に巻いて
電車の窓から どこか遠くを見つめてる
なんとなく 君に似ていて

街並みはもう 春の色に染まってて
空に舞うはなびらが僕を
誰もいない部屋みたいに 寂しくさせる
あふれそうな 涙を連れて
もう こんなに経つんだね


いつかの同窓会 絶え間ない人ごみの中で
僕は君を 一番に見つけた
アルバムを見て 涙ぐむ君は
誰よりも 何よりも
美しかったんだよ

また春が来る
君の笑顔がよみがえる
何度も何度も 記憶の中に手を伸ばすけど
きっと どんなに時が経っても
やっぱり君を 思い出すんだよ


電車はここで あの人を降ろす
長い髪を左右に揺らして 
少し微笑んで 階段をのぼっていく
誰かを想っているんだろう
君は今日も 僕の知らない誰かを想って
あんなふうな笑顔を 浮かべているのかな 

また春が来る
いくつもの思い出が 僕の胸に広がっていく
何度も何度も 君の名を呼ぶけど
僕のとなりの真っ白なスペースは
もう二度と 君の色に染まらないんだね


何度繰り返せばこの季節が優しく感じるのかなんて
僕にはわからないけど
あの日も あの時も
僕は確かに君を必要として
このまま時が止まればいいなんて
そんなことを考えていた


でも 君が必要としているのは僕じゃないって
そんなこともう とっくにわかってるんだけど…

君は今 笑っているかい
ちゃんと幸せ感じているかい
そんなことばかり 考えてしまうんだよ

忘れたくないんだよ


僕を待つ 何度目かのこの桜色の季節
風が花びらを どこか遠くへ運んでいく

もしもこの世界にひとつでも 叶う願いがあるのなら
もう少しだけ君を 好きでいさせてほしいんだ

なんてこともう 君に届くはずもないのに
冷たい風に サヨナラ告げて
僕はまた一人 歩き出す

 
君のいない 春に向かって

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歌詞タイトル for...You
公開日 2005/10/11
ジャンル その他
カテゴリ
コメント また、失恋の詩を書きました・・・春の詩です。どうぞ読んでください。
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