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知られない詩・・・消え行く詩
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作詞 ホォキボシ |
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きっときっとこの詩は 誰にも知られずに消え行くでしょう
きっときっとこの星も 何もなかったかのようになくなるでしょう
今は当たり前のように生きているけれど
いつかはその当たり前がなくなってしまう
今は当たり前のように立つこの大地も
いつかは何もなかった頃に戻るでしょう
数年前までは『どこにも』いなかった私
だけど ふとした奇跡で今は『ここ』にいる
けれどいつかは数年前と同じ『どこにも』いなくなる
今あるこの文章も 今は文字として 言葉として『ここ』にある
けれどきっと誰にも知られぬまま『どこにも』いなくなるだろう
だけど今この瞬間だけは
文字から言葉に そして文章へと変えられているこの瞬間だけは
私という誰かが知っている
でも変え終えた瞬間 忘れてしまうかもしれない
そして ふとした奇跡で思い出すかもしれない
でも今この瞬間 自分だけの文章が 文字から言葉から出来ていく
単純で大げさなことが今ここにある
当たり前のことが消えていく
生まれた詩が消えていく
誰にも知られぬまま
ただただ他の文字や言葉に
埋もれて消えていく
流星のように儚く 人の命のように自然な流れで
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