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The World
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作詞 マフラー |
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のんびり考えてきた
この空はこの大地はどこまで行っても同じなのか
僕を見下すあの鉄屑がどうしてこの空を飛んでいるのか
太陽も雲も突き抜けて飛び回ってるあいつを馬鹿だと思ったりもした
あそこにどれだけの命と思いが乗っかっているかなんて
僕には分からなかったから
あいつに向かって石ころを投げてやったんだ
別に誰かに縛られているわけじゃないよ
行こうと思えばいつでも行ける
ただ僕にはまだ早すぎるだけなんだ
・・・多分そうだよ
気付けばいつも考えていた
テレビの中で笑いながら誰かを傷つける司会者のこと
正義ぶったくだらない思想を押しつけてくる大人のこと
同じ地上にいるはずの誰かが腹すかせて
死の恐怖に怯えながら悲しくて泣いていること
同じ地上にいるはずの誰かがたらふく食って
弱い人を踏みつけて大笑いしながら生きていること
それを分かっていたのに何もできない僕の無力さとか
この世界の片隅で誰かが声を張り上げて泣いている
傷だらけの手で涙を拭いながら腐ったゴミをを必死にあさっている
悲しみと憎しみしか生み出さない世界なんていらないんじゃないかな?
もしかしたらこの世界に意味なんて無いんじゃないかな?
・・・きっとそうだよ
誰かが流した涙の分だけ誰かが幸せになるなんておかしいよ
弱い人は上を向いて明日を信じちゃいけないの?
明日はおエライ人達のためだけに用意されてるの?
僕誰にも縛られてないよ。君だって。アナタだって。
誰にだってあの空を飛び回ってこの大地を歩く権利があるはずだよ
誰かに決められるわけでもなく
僕らには僕らだけの明日が用意されてるんだ
どんなに暗くても行けるんだ
自由に旅立つことができるんだ
この世界の片隅で誰かが心の底から笑って泣けたなら
この意味のない世界にも確かな意味ができるんじゃないかな?
・・・絶対そうだよ
それが僕らの望んだ明日なんだから
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