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一輪の花
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作詞 ΨプラシーΨ |
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さぁ 山ほどの花を抱え街へ出かけよう
今日も沢山売れますように そう願いながら
ある街に住む少女が 今日も花を抱え街へと歩く
病にかかった母を 養いながら少女は花を売る
この少女の名は「マリア」
父は亡くなり 姉妹(きょうだい)達は売られ
マリアは一人ぼっち
あぁ 神よどうか私達をお救いください
願わくば私ではなく母を
私はどうなっても良いのです
あぁ 何故この世を公平と呼べるのだろうか
誰も私達を助けてくれる者はいない・・・
マリアが育てた 綺麗な花
道行く者 誰も足を止めず只通り過ぎるだけ
街を歩くだけで一日が終ってしまうのだろうか
あぁ 神よどうか私達をお救いください
願わくば私に死を与え母に生を
私はどうなっても良いのです
あぁ 何故誰も花を買ってくれないの?
誰も私達を助けてくれる者はいない・・・
花を買う人は現れず マリアは帰ろうと家路を歩く
誰かがマリアを呼び止め 少女は歩みを止める
ある少年がマリアの花を 買ってくれたのだ
少年の家に一輪の新しい花が咲いた
その花に名はまだない
その花を 少年はこう名付けた
「マリア」と・・・・
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