|
|
|
FAIR FEAR
|
作詞 Cerberus |
|
忙しそうな君を見てると 俺は独りになる
俺だけが忙しくない訳じゃないが いてもたってもいられなくなる
あの人は今
血眼なんだって 俺よりずっと頑張ってんだって
言い聞かせて椅子に座るも 何をすべきか途方に暮れて
ただ一人 虚しく微睡み(まどろみ)の中
俺を震え上がらせるのは何?孤独か嫌悪か またそれもわからず微睡みの中
君の名を 声の限りに叫んでみても 雑踏にもみ消され君には届かない
キミハボクニハキヅカナイ
ボクニハキミガワカラナイ
イッショの高校行きたいって 言ってくれた時嬉しかったよ
馬鹿みたいにやる気出て 互いに高めあい生きてゆこうと
少なくとも俺は誓ったよ、大袈裟だけど
ほら知ってるだろ 俺って馬鹿みたいに真っ直ぐだってコト―\
それから もう言っちまうけど お前が好きだってコト
だが世の中はそんなに甘くもないらしい
強制、という混沌の世界に足を踏み入れあなたは やがて心が変わっていった
お前元々暗い奴だけど、一発でわかっちゃうんだよ メールの文面見ただけで
一発でさ
わかってる わかってるんだよ
良い結果を出すためには苦労が必要だってこと 当たり前だもんな
けれどこいつぁあまりにも酷じゃねえか 俺の考え過ぎか?
俺塾行ってないからわからないが
カンヅメってなんだそれ 俺の女は永久保存できるようなシロモノじゃねえよ?
そのカンヅメのなかで君は忙しなくもがく
巨大な電球に閉じ込められた コウモリみたいにな
今君を慌ただしく動かす 「それ」は何だ 教えてよ ねぇ
「それ」に君が塗りつぶされて
「それ」で君の心さえも無くなるならば
俺はまだ辛うじて在る心 心の底から「それ」に罵声を浴びせる―\
染められてゆく君を 消されてゆく心を
今すぐにでも「それ」から払いのけて抱きしめる
まだキミが ニンゲンの原型をとどめてるうちに
壊れるほどの力で
壊れないようにと
でもね だけどね
こればかりは どうしようもない試練なんだと言うなら―\
生まれてきたヒトへの 生誕の代償とでも言うんなら―\
俺はもはや
俺が
君が
この世に生誕したことを 恨むだろうよ
初めて思い知る 勉学という麻薬の恐怖
|
|
|