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僕という人間性
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作詞 小豆色 |
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本当は寂しがり屋の僕を 朝日が照らす
弱り切った僕を 泥沼の睡眠から引っ張り出す
一日が始まるのだと思うと だるくなった
此処は二階の僕の部屋 僕しかいない二階建て
一緒にいたはずの人達は
階下で騒いでいた人達は
もう いない
寝返りを打って 仰向けになる
僕の手を見つめると
それは意外なほどに 大きいことを知った
「不良息子め!!」って叫んでたあの男の人と
よく似た手だということも 同時に知った
太陽の視線が あまりに眩しいから
僕は目をつむった
薄目を開けて 顔にかかった僕の髪を見て
元は いつまでも僕を心配してたあの女の人と
同じ黒色だったことを 思い出した
何日も 変えられないタオル
あの人達の寝室は いつものまま
そして僕は一歩も踏み出せずにいる
現実は目の前にいるのに
こちらに手招きすることもなく
ただ 僕を眺めているだけだ
僕がこれから何をするのか
知りたいのかい?
それはきっと 無理だよ
誰かに 手を差し伸べて貰わないと
誰かが 僕に答えを与えないと
動かない
動けない
もう策も何もないさ
奇抜なアイディアが 浮かぶわけもない
目の前の壁が 高すぎる
ただその事実を
僕は知るのみ
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