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お父さんのリストラ
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作詞 みku |
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私の家は普通だった。
家族構\成は両親と私と兄。ごく普通。
なのに、いきなり
お父さんがリストラにあってしまった。
職がない。お金がない。
お兄ちゃんが働き始めた。
しかし、
バイトだからまとまったお金ではない。
しばらくしてお父さんも働き始めた。
でも、前みたいなお給料じゃなかった。
私は色々我慢した。
欲しかったやつを我慢した。
大切なものを売った。
泣かなかった。
平然を装ってた。
母も同じだったのかもしれない。
いや、母はもっと頑張ってた。
夜中まで家計簿つけたり
洗濯、掃除、ボランティアの仕事……
そんなある日、この小さい家で、
母が声を殺して泣いていた。
声を殺したって、この小さい家だったら分かっちゃう。
そして
我慢してきた気持ちがこみ上げてきた。
私も声を殺して泣いた。
これからも頑張ろうと誓った。
これからは笑顔でいると誓った。
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