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あめあしとかぜ
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作詞 BORISCA PANDA |
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つらつらと綴っている日記帳
赤い胸に隠して埋(うず)めた
汗と涙 零しては滲ませ
殆ど読めなくなった
38℃発熱した身体
毛布に預けて捲り出す
いくらかの折り目が選択をして
僕の意向は無視される
ひき擦り出すのも繋げるのも
反射するのも
好都合で不都合な感情だけ
大切なモノ
増えていくごとに差が出来て
それが怖い事だと云う事も
解ってた
オバケだとか怪獣だかへの
純粋な恐怖は
持ち合わせなくなった
窓の向こうから漏れる
雨の日の匂い
身体に触れた温もり
底辺は跡形も無く
消えてくのだろう
この気持ちだってきっと―\―\―\
部屋に吹き込む風
つられて雨 顔にあたった
窓開け少し涼しくなって
汗が引いてく
今に連れ戻されていく
雨に晒されたくったって
精々手を伸ばすぐらいだ
向けられた目線気にし過ぎて
震えてばかりの僕だから
ツラそうな顔を見たくなくて
泣き顔や悲鳴を聞きたくなくて
眼閉じて あの時も
耳を塞ぎ唄い続けた
思考を止めれば楽になれるのに
倒れちまえば休まるのに
何故か苦しくなって
明日すら塞いでしまう
このあめあしが全てを
洗い流してくれる気がした
僕は溶ける事も無くて
残ったモノは僕だった
電気もつけない部屋で
雨降り灯りに照らされて
うつっていくのは今までの残像
こんな風に休むくらいは
許されますよね?
自分はどこに居るったって
見えない先を見たって
背を押してくれるのはいつも
幼き日々の僕という君
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