|
|
|
キセキ
|
作詞 ガリ |
|
足跡、探した。
「ボクらは、間違ってないんだ」
そんな確信が欲しい。だからひたすらに。
約束を交わした、風の吹く強い雨の日に。
『とびきりの虹を見せよう、くもり空をかざろう』
“今こそ守る時がきたんだよ”手を取り合った。
ボクらの理想の世界、創る時がきたんだよ。
立ち上るホコリ振り払い、ぶ厚い本に目を通す。
過ぎていく時間さえ、惜しむことを忘れた。
舌には冷めたコーヒーを、目の端に沈む太陽を。
真っ白なろうそくに、熱く燃える炎、灯そう。
通り過ぎる皆、視線を逸らし歩いていく。
「いつまで、前のヤツの背中見てるつもりだ!!」
腕を押さえ付けられながらも、ただ叫んだ。
誰かがそっと呟く。
『思い込んでいた、‘タダシイ’んだと』
聞いたか?ボクらの声だって、ちゃんとしっかり届いている。
声枯らし、泥まみれ、それでも貫くタマシイ。
見てみろ!ボクらがやったんだ、全てのヒトが涙飲んだ。
変わりゆけ、この世界。
連れていこう!さぁ、未来へ。
今から全て始まるんだ。“0”になった世界抱いて。
不安とか間違いを繰り返して創るんだ。
そうして白く厚い本に、ボクらの足跡残すんだ。
いつの日か、また誰か迷った時、ミチを記そう。
|
|
|