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花雨
作詞 吉井あおこ
大きな幹に細い枝 景色を一度に桃に染め
夜には月に照らされ 白く霞んで宵闇に溶ける
きれいだったね 遠くの山の花霞(はながすみ)
煙るような桃色 枝の隙間から見上げた青空

花の命は短くて 桃色の花を一斉に散らす
惜しむことなく花吹雪になる 美しいまま散ってゆく
きれいだったね 風に流れるピンクのハート
降る花びらを浴びて 去り行く春を想った二人

君と見られた今年の桜 君に良く似合っているよ
涙が出るほどきれいだね 今も変わらず想ってるんだ

広い世界を君と見ていたかった
僕が逃げ出しそうになっても 君は変わらずいてくれた
だから僕はがんばれたんだ 君にお礼を言えないままだったね
世界の広さを教えてくれた君に
僕はどんな世界を見せられたかな

知っているんだよ 君はもうすぐいなくなる
でも、できるだけ大きな声で ありがとう

君を忘れない 思い出すたび胸が痛んでも
それは君がいた証 確かに君を愛していた
どうかさよならは言わないで
いつまでも君の隣にいたかった願いは
願いのままで消えてしまうから

季節は過ぎて僕はここに取り残される
もう二人の時間は巡らない
一人きりBlossom Rainの下で
帰らぬ女性を待ち焦がれている

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 花雨
公開日 2005/09/12
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 失恋
コメント 「花雨」とは雨のように散る花びらのことです。恋の歌に関わらず日本語は、作詞に向いた非常に美しい言葉だと思います。そんな美しい言葉で、悲しくても爽やかさを出すことが出来たら十\もいます。
吉井あおこさんの情報
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