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永遠の少年
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作詞 死人 |
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電気コードを首に巻きつけ
覗き込む湖に映る天井は
こんなに寂しい色なのか
消えていった思い出
やたら濃い化粧をして
黄色い歯で笑ってた
泣き出しそうな空の下で
日々は虚しく死んでいくから
咲いた花さえ怨めしい
灰色の風の中を
裸足で走る汚れた顔の少年を見た
夕暮れ時の風の中
輝く空に舞うかのように
走る少年を見た
首を折られた昨日
床に顔をこすりつけ
嘆きの歌をもう一度
冷たい体を揺らしながら
湖の上でダンスを踊り続けよう
呼ばれても返事はしない
遠くまで透き通った
夏の匂いでいっぱいの午後の日差し
抱きしめて笑ってた
無邪気に走り回ってた
少年の瞳を見た
軋む天井 揺れるコード
永遠の暗闇に永遠の少年を見た
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