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冥夜のエンジェル
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作詞 ディン |
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生きる時間を与えられ 見上げた空は快晴で
何を見てるの? 何を考えてるの?
渦巻く思考の中で 必死に問いかけるもの
何がしたいの? 何を感じてるの?
思いをぶつけられて 戸惑う答え
何が言いたい? 何を言いたい?
だけど結局は 何も言葉は出てこない
空間に歪む時と共に 進み続けるのは現在だけで
過去形なんて言葉は要らない いるのは現在進行形だけ
胸の痛みが酷くなる頃 生きるということを実感する
与えられた時間は僅か だけどそれが心地良くて
少しだけでいい 今はちょっとだけ休ませて
そういって眠りに堕ちて 闇の中へ堕ちていく
目覚めることは 二度となく―\―\
あと5分だけの命だと 見上げた瞳は空色で
何が見たいの? 何が望みなの?
差し出せるもの 与えましょうという声
何を告げるの? 何を思うの?
今度こそという決意 必死に紡ぐ言の葉
何を残したい? 何を求めたい?
最後の最後に 伝えられないままの言葉
水面に浮かぶ白い霧 それは過去を映し出す魔法
いるのは現在と未来の約束 過去なんてものは必要ない
霞む瞼の裏で浮かぶ あの時の思い出とあの時の言葉
与えられた時間はあと1分 どうかこの思いだけ伝えたい
逝くのは天国? それとも地獄に堕ちるのか?
どちらもでもいいから この言葉だけどうか言わせて
発する音は 言葉にならず―\―\
An angel\'s singing voice 天使の歌声は魂のレクイエム
問いかけられた中で見つけた たった一つの答え 最後の答え
「愛してる」と紡ぎ出された言葉は 白い空間に溶け込んで
だけどその言葉は伝わって 透明な雫が頬に滴り落ちる
嬉しそうに微笑むその笑顔 安心して瞼を閉じる
五感が全て失われ 声を聞くことも叶わない
だけどそれが幸せだとしたならば それは最高の至福
眠る場所は冷たく けれども温かくぬくもりに溢れ
見上げた空は快晴で 変わらない今日がまた始まる
変わったのは 1人だけいなくなった
その事実 変わったことの事実―\―\
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