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wishing
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作詞 南 東西 |
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ひんやり冷えた真冬の窓に その日で一番早い太陽が見えた
まだ昇らないでおくれよ 決心したものが解けてしまう
君たちから見ればちっぽけだろう でも 僕にとっては一大事
見ないでくれよ 恥ずかしいんだ さぁどこへなりとも消えてくれ
ねぇまた今日が始まったよ 宿題全部終わってないのに
ねぇどうしたらいい? 今日はどうすれば上手くいく?
お祈りしながらポストを覗く
今日も 僕宛の手紙は届いていない
どこまでも冷えた冬の景色に 人の雑踏が音を鳴らしてる
聞こえないように無視して かたくなに決心を守り抜く
皆が通り過ぎたあとで こっそり手紙を開いてみた
そこに在るのは昨日の僕 今日の僕はまだここに居た
やっぱり出来るはずないんだろう でも きっと大丈夫やれるさ
そうやって何度も 励まして 勇んで足を進めるんだ
ねぇ何で不安なのかな 宿題全部終わったはずなのに
なぁどうすればいい? 退くのが僕の望みなの?
握り締めた手紙を開く
やっぱり 今日の僕はまだここに居た
宿題って何だったっけ? 本当にあれがそうだったの?
夢中で解いてきた問題 あれは本当に正しかったの?
宛名も書いてないラブレター持って あなたの家まで
僕の名前もそこにはない 握り締めた跡でクシャクシャだ
みんなから見ればちっぽけだろう でも 僕にとっては一大事
きっと見ないだろう 破られるだろう 気持ち悪がって捨てられるだろう
ねぇどうすればいい? 宿題全部終わったよって
自慢すればいいのかな。
ねぇ何が不安なのかな? 退くのが僕の望みなの?
それで何が変わるの。
ひんやり冷えた真冬の景色を 空手になって家まで向かう
ポストに入れた僕からの手紙 あなたに宛てた昨日の手紙
あなたから見れば拙いだろう でも 僕にとっては集大成
もう寝ようかな 疲れちゃった 愉快な夢がみれればいい
いつか言えればいいんだけどな その日の僕からあなたへと
宛名の書けないラブレターじゃなくって 目の前から言えますように
だからその日までは おやすみなさい
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