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病人の心。
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作詞 悲壮の鳥 |
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おはよう!って元気に挨拶をして、普通に授業をうけて遊んで・・・・
そんなことが出来たらいいのにって思うんだ。
病室の窓から見える学校のグランド。
小さな小さな1年生や2年生が走ってる。
それを見守る中高学年の3、4、5、6年生
それを、うれしそうに見る先生。
いいなぁ、羨ましいや。
もし、この世に偉い偉い神様がいるとしたらこう願いましょう。
「どうか、私に普通の暮らしをさせてください。」っと。
もし、この世に偉い偉いお釈迦様がいるのならこう願いましょう。
「どうか、私から病気を取り除いてください。」っと。
そんなことが叶うなんてなんて思うほど私は馬鹿じゃない。
だから、毎日毎日、元気よく走る子供を見てるだけ。
薬をのんでも注射をしても、レントゲンを撮っても、
私の病気は治らない。
いいなぁ、普通の人たちは。
私も皆と一緒に走りたい。遊びたい。勉強したい。
こんな、白ばかりの部屋で苦しんでいたくない!
飛んで回って走って・・・・・
それが無理なんだよ!私は出来ないんだよ!
皆は出来るのに、私は出来ないんだよ!
神様はひどい!
仏様もひどい!
私が何をしたっていうの!?
私がなんでこんな思いをしなきゃいけないの!?
毎日毎日、そう思って生きている。
真っ白いこの病室。
でも、病人の心は真っ暗闇・・・・・・
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