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ひとさしゆび。
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作詞 YAーYO |
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君が僕にいつも喋る「あいつ」は
どこか抜けていて いつも笑っているらしい
でも「あいつ」の話をする君は
怒ったり 笑ったりして どうもハッキリしない
どんなに明るく喋っていても
君が黙る言葉を僕は知っている
僕も急に呼び出されたのに その話ばっかの君に
ちょっとイジワルしたくなった
「そんなに好きなら告白しろよ」
ほら 黙ってうつむいた
いつものように 叩いてこないと思ったら
君は一切うつむいたままだ
生きてるのどうかさえ不安になったから
「あれ あいつだ」と言ってみた
君はすっごくマヌケな顔で 僕の顔を見ている
それを見て笑った僕を君は
思いっきりニラんだあと ツマ先でスネを
笑えない痛さに苦しんでる僕を見て 君は笑っている
怒ったり 笑ったり どうもハッキリしない
君は気付いていないだろ
僕が「あいつ」と同じ力を持っている事
僕にだって同じように君を操れるから だから
「あいつ」じゃなくても もういいさ
「君が好きだ ずっと前から」
あれ 黙ってうつむいた
そりゃまぁ 叩いてこられても困るけど
君は一切うつむいたままだ
すると突然君は満面の笑みを浮かべて
「あれ あいつだ」と僕を指さした
僕はすっごくマヌケな顔で 君を見ている
ヤケに甘えてきだした君を傍に
僕は頭の中を整理中
半信半疑な僕は君の顔をみて
「あいつ?」と自分の顔をひとさしゆびで
君は満面の笑みで 僕をひとさしゆびで
「あいつ」と言ったあと キスを一発おみまいしてきた
生きていて良かったよホント
僕達はひとさしゆびを繋いで 二人だけの帰り道を歩いていった
ひとさしゆびで始まり ひとさしゆびで繋がる恋
そう考えたら 一人で笑えてきた
隣の君も やっぱり笑っている
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