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受話器を上げて伝えたい言葉が浮かんでくる唄
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作詞 ●ゅち● |
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携帯電話を持って
ううん、普通の電話でも言いよ。
貴方の大切な人の電話番号を押して
・・・まだかけないでね?
この唄を読んだらきっと
受話器を上げて伝えたい言葉が
浮かんでくるよ。
―\―\―\―\
あのね、貴方に言いたい事があるよ。
それはね、とても簡単な事なんだけど
見つけるまでにこんなにも時間がかかったよ。
あたしが泣いたあの日に
頭をなでてくれたの。
頭をなでて、ずっと隣に居てくれたの。
何も聞かないで、あたしの横に居てくれたの。
気付けばね、
貴方の存在が当たり前すぎてて
きっとこれからもずっと
傍に居られると思ったんだ。
今思うとね、
あたし、助けられてばっかりだったなぁ、って思うんだ。
貴方が傍に居てくれたから
いつも安心してられたんだね。
後ろで支えててくれて
あたしが前に進めないときは背中押してくれて
かけがえの無い存在だったのにね。
貴方が居なくなってから
貴方がこの世界から居なくなってから
気付いた事が沢山あるよ。
わかった事が山ほどあるよ。
”大切な人”の電話番号が
もう携帯の画面に出てる人は
今すぐ受話器をあげて
うん。電話をかけてみて。
あたしは言えなかった言葉、
”大切な人”が居てくれる間に
言っておいて。
”大切な人”って言われて
なかなか出てこなかった人、
思いつかない人は・・・
大切な人はね、
いっつも傍に居てくれるの。
それで、自分が思ってるより
ずっと近くに居るの。
後ろで、支えててくれるの。
泣いてても、笑ってても、
きっと安心できる場所があるの。
そんな場所が、そんな人が
きっと居るから、探してみて。
それで
大切な人にね
伝えたい言葉が
きっとあるよ
あたしは
手遅れだったけど
その”大切な人”が消えちゃう前に、
思い出になっちゃう前に、
一言だけ、伝えなきゃいけない言葉があるよ。
「ありがとう」って
それだけで良いよ。
後悔しないように、
言ってみて―\―\・・・
―\―\―\―\―\
天国に繋がる電話があればいいのにね。
そしたらあたしも、
言えるのにね。
手遅れだった言葉、言えるのにね。
「ありがとう」って
言えるのに。
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