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電球
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作詞 IN THE HANDO |
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夜空に散りばむその電球
手を伸ばせば届くの?
まるでその光が
まぶしい君のようで
手を伸ばす前から諦めていた
輝きすぎて直視できずに
天井に散りばむあの電球
手を伸ばすと
やけに簡単に触れてしまう
少々の火傷で手に入れたのは
夜空の君ではなく
天井の僕
本当に手に入れたかったのは
僕じゃなく、君
太陽が僕の背を焦がすたびに
必ず夜に僕の背の痛み
消し去ってくれるね
君の穏やかではかない光は
僕を癒し続けてくれる
ああ、こんなに近いのに届かない
君はいつも遠くから
慰めているだけだったのに
思い上がっていたんだ
まるで君が
手を伸ばせば届く位置にあるような
手を伸ばすことすらしなかったくせにね
君は消えてしまった
あの優しい光すら残さずに
残したのは
電球の僕と
僕からただあふれ出る涙だけ
このままじゃ感電してしまうよ
そう叫んでも君は戻ってこない
ビリリ、ビリリ
感電して、侵食される
全て消えてしまえば
いっそのこと全て消えてしまえば
僕の電池が切れて、光を放たなくなれば
君は心配して、戻ってきてくれるだろうか
このか細い光が尽きるころ
君は戻ってくるだろうか
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