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月下美人
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作詞 銀狼 |
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かび臭い毛布に 頭ごとくるまっている
円い花瓶の中 萎れかけた花を思い出す
お前も光が見たいか 背筋を伸ばしてみたいか
流れた時間が惜しいか 涙も枯れてしまったか
街は眠っているけど 空は快晴 今夜は満月だ
頼りない光だけど せめてお前は 輝いておくれよ
等身大の自分を 抱きしめてみたい
それから先の世界へ 踏み出してみたい
満たされぬ運命だと 受け入れて笑い
わずかな幸せだけを 噛み締めていたい
強くなりたいな
置いてきた季節は セピア色の憧れで
甘い匂いの腕 包まれた頃が蘇る
僕にも光は見えるか 明日をこの目で追えるか
感じる焦りは命が 希望を捨てない証か
風に必死で揺られる 青い花びら とても嬉しそうだね
とっておきの水をやる 今夜お前は 誰よりも綺麗さ
自分を愛せるくらい 優しくなりたい
醒めない夢を見るほど 愚かでありたい
満たされぬ運命だと 受け入れて笑い
小さな温もりだけを 大切にしたい
半端な光の中で 輝いていたい
迷い無き笑顔だけを ばら撒いていたい
満たされぬ運命だと 受け入れる勇気
わずかな幸せだけを 噛み締めていたい
強くなれるかな
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