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慢心と観劇の街
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作詞 ベルーノ |
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ネットに貼\り付けた
ダーツの的に運命の針
底から襲う
都会の悪臭に呑み込まれても
掃いて捨てるのよ
コルクのボートで
何処に行くかは知らないけど
襤褸切れ掛けられたら
お終いなの
終焉も近いの
底は恐ろしくも冷たいのよ
脳が昂ぶっても
身体が動かない
裏から丸見えの演技で
内では孤独を霞めて
劇という品評会が
貴方の場所なの
歓喜と情けに溢れた客席は
ステージに向けられた欲望
治めたつもりでも
返って来てしまうの
爪先が疲れたなら
背伸びをしたの
心の衣装は
劇が終わっても脱げずに
慢心と観劇の街
何かを見ていたら
またさようならね
鏡が割れたら
嘲笑の的にされるのよ
落陽が育てる
悲劇の街
慢心と観劇の街
汚れた街
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