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もとかの
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作詞 きなこ |
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夜中
星は少ししか見えない
月は黒い雲に隠されていて
チカチカ光る街灯だけの明るさ
あなたと電話しはじめて
もう何時間たつかな
いつから こんな話になったのかな
あなたの元カノの話
私と出会う前に
あなたが本気で愛してた人
知りたくなかった
聞きたくなかった
どこか 寂しそうに あの頃を思い出して
まるで 私の知らない声で
あなたは言ったの
「 本当に 、 好きだった 」
私と出会う前に
あなたが本気で愛した人
たった3週間しか繋がっていられなくて
なかなか会えなくて
メールもあまり出来なくて
やっと
ふたりで遊ぶ約束した 、
その頃 終わりを告げられて
そんな話を 一通りした後 、
今までで一番寂しい声だったよ
「 本当に 、 好きだった 」
こんなこと 聞きたくないよ
こんなこと 私に言うこと ?
ねぇ
私が さっきから ずっと黙ってることさえ
気づかないくらい 今元カノのこと思い出してるでしょ
聞きたくないの
元カノにあげようとしたお土産
渡せないまま まだ持ってることとか
別れのメールが来た 時間
元カノの名前
どうやって付き合い始めたのかとか
...聞きたくないよ...
こんなにも 誰かの過去に嫉妬してしまうことなんて
こんなにも 誰かの過去が欲しい気持ちなんて
初めて知ったよ
明け方
新聞配達のバイクの音
騒がしい さわやかな小鳥の音
隣の家の 人の音
疲れ果てた私の泣き声
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