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Memento Mori
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作詞 グランドナッツ |
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鏡の森に滔々と降り積もる雪
真夏の夜を凍らせていく
銀幕の水面に浮かぶ薔薇の花は
今はもう動かない微笑で
ゆっくりと ゆっくりと 最後の刻を
かみ締めるように沈んでいった
振りむくことをやめて歩き出せば
全てを失ってしまいそうで
弱々しく残した足跡に
栄光の追憶を重ねてみる
蛍火が照らす その姿は
ありのままの思い出でした
覚めない夢なら 一体誰が傷付いたの?
痛みや辛さを綺麗なままで
受け止められる強さなど 僕は持っていない
癒えない悲しみなら抱き寄せて
あなたの夢に体を委ねる
永遠の向こうで 僕を覚えていたら
月の家で待っていて
闇の果てに望んだのは途方もない奇跡
あなたの炎もう一度燃やして
過去から未来に向かう悠久の時が
僕らを遠ざけていっても
忘れない この感情 あなたのために
全てを捧げてもいいと思えました
やがて夜明けが 新世界を形作っても
そこにたたずむ僕は変わらない
この想いには誰一人 触れさせはしないよ
儚い優しさを求めては
光の海を泳いでいる
他の誰が記憶から あなたを消しても
僕はずっと忘れないから
どれだけ時間が 傷を隠してくれたとしても
その奥に刻まれた あなたへの愛は
あの日のままの痛みで いつでも思い出せる
震えるこの心が高鳴って
溢れる涙があなたを呼んでいる
この世界のどこかで 風になれたのなら
ずっと側で吹いていて
癒えない悲しみなら抱き寄せて
あなたの夢に体を委ねる
永遠を越えても 愛は不滅なら
月の家で会いましょう
月の家で会いましょう
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