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季節を抱きしめて
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作詞 悲恋桜 |
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「春。」
君と同じクラスになれた。
「夏。」
軽く冗談が言い合える仲になれた。
「秋。」
初めて2人で遊んだ。楽しかった。
「冬。」
メールを2日に1回はする仲になった。
「また、春。」
今度は君と違うクラスだった。
でも休み時間にたくさん話した。
「また、夏。」
告白してみた。すごく緊張した。
君も僕も顔が真っ赤だった。僕に、彼女ができた。
「また、秋。」
たくさんデートをした。たくさん話をした。
とても幸せだった。僕の宝物だった。
「また、冬。」
君が・・・車にハネラレタ。
君が・・・記憶をナクシタ。
「最後の、春。」
君と再び同じクラスになれた。
君と隣の席になれた。
でも君は僕といた頃の記憶は無い。
「最後の、夏。」
また、君と仲良くなれた。
また、話もするようになった。
また、メールもするようになった。
「最後の、秋。」
僕は受験勉強をガンバった。
君も受験勉強をガンバっていた。
事故で無くしたのは、記憶だけだった・・・。
「最後の、冬。」
君とたくさん話した。
僕との思い出はやっぱり思い出せない。
でも、いまがすごく幸せだった。
「そして、卒業の春。」
2人とも同じ高校に合格できた。
もう一度、告白してみた。
君だけが、顔を真っ赤にしていた・・・。
僕が付き合って、2年が過ぎようとしていた。
君は、今日初めて僕と付き合った・・・。
2人が付き合い始めたのはお互いに違う季節。
でも、好きな気持ちはお互い一緒。
いつまでも、宝物だよ・・・いつまでも・・・。
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