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僕の一夏の体験
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作詞 梓沙 |
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激動の時代の中で君に出会った
君はまるで光り輝く太陽のようだった
時代の波にのまれそうになっている僕を
そっと包み込んで解き放してくれた
でも それ以来君に会うことはなかった
胸が締め付けられる思いだった
「嗚呼、これが恋というものなんだ」
君との二度目の出逢い
君はあの日と同じ姿で
僕を迎え入れてくれた
あの時と同じように
優しく包み込んでくれた
ここはどこ?
君に聞いたけれど
君はただ笑っているだけ
横断歩道を歩いていて
僕の目の前にトラックが来たとこまでは
覚えているんだけど・・・
まぁ、いいや。君に会えたんだから!
君の手をとると
君の手は驚くほど冷たかった
君は少し笑顔を見せて涙を流した
今 わかった
僕は死んだんだ・・・
“嫌だ!死にたくない!” 僕は叫んだ
君はそっと僕の背中を押してくれた
僕は最後に君を抱きしめると
無我夢中で駆け出していた
どこに行くのかもわからない
すると、僕はいきなり穴へ落ちた
暗くて深い深い穴へと・・・
“うわぁっ・・・”
目を開けると
そこは
病院のベッドの上だった
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