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片道きっぷ
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作詞 サクラさく |
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片道きっぷを握りつぶして
始発待ちの駅のホーム ただ一人
待っていたのさ 旅立ちの音を
さよならなんて くだらなくて
どうせ最後は 一人なんだから
人間一人では 生きられないなんて
いったい 誰が決めたんだよ
これから僕は朝焼けの向こうにある
何かを見つけにいくんだ
片道きっぷを握りつぶして
始発待ちの駅のホーム ただ一人
待っていたのさ 旅立ちの音を
一人の人間は 電車に乗って
何処までも 何処までも揺られて
何処に行くかも わからないなんて
きっぷは 片道しか無いと言うのに
滲み行く世界に見つけたいものがある
それを手に入れたいんだ
片道きっぷを潰しすぎて
改札に入れたら 通れなくて 進めなくて
この先に どうすれば行けるんだ
あの世界も この世界も
僕を受け入れてくれない
行く当ても 行方も わからないんだ
一人の男性が駆け寄ってくる
意味のわからないことを言って 通してくれた
一人の男性が離れていく
意味もわからず 僕は泣いた
片道きっぷはここで捨て
帰りのきっぷを 探した
手にしたかったものを 見つけたから
片道きっぷを手に入れて
人知れず 電車に乗り込む
手に入れたかったものは わかったから
電車は揺れる 僕の過ちを落とすかのように
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