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AとBの会話10 漫才と音楽の見事な融合(嘘)野球解説編
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作詞 神瀬影光 |
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B「伝統の巨人対阪神戦。解説はAさんです。Aさん、今夜は宜しくお願いします」
A「宜しくお願いします」
B「Aさん、今日の試合展開をどう予\想されますか?」
A「いやぁまったく想定外でしたねぇ」
B「いやまだ始まってねぇよ!どう予\想するかって聞いてるんだよ!お前今なんとなく『想定外』って云ってみたかっただけだろ!」
A「いやまさか僕が野球解説に選ばれるなんて」
B「そっちの想定外かよ!っつうかお前は一体他に何を想定していたんだ!試合の話だよ!」
A「いや楽しみですよほんとに」
B「あ、とても楽しみですか?」
A「えぇ。本当にウチの娘の将来が楽しみなんです」
B「誰もお前の娘の話なんか聞いてねぇよ!今日の試合の話をしてんだよ!親馬鹿かお前は!」
A「幸福な事に母親に似て巨乳でしてねぇ〜」
B「救いようのないエロオヤジだなお前は!普通母親に似て美人ですよっていうだろ!」
A「これで私に似ていたら貧乳でしたからねぇ〜、ハッハッハッ!」
B「ハッハッハッじゃねぇよ!胸の話しかしてねぇだろお前!普通顔の話するだろ!っつうか男のお前には胸がねぇから貧乳もクソ\もねぇだろ!」
♪低迷する日本野球界〜
ファンのみんなで支えましょう〜
ファンのみんなで応援しましょう〜
まぁ俺別に野球ファンじゃないけどね〜
B「そうこう云っている間に試合始まりました。阪神の先攻です。Aさんは今日の巨人の先発、木佐貫をどう思いますか?」
A「あれもうちの娘です」
B「嘘つけよ!お前いったん娘から気持ちを切り離せよ!っていうか木佐貫は男だよ!目を覚ませ!」
A「彼は非常に良いピッチングをしますからね。今日木佐貫は、完全試合をしてくれるんじゃないかって思ってるぐらいですよ」(大真面目な顔で)
B「これは期待できそうですね」
(直後木佐貫、先頭バッターにホームランを打たれる)
B「……」
A「ってうちの娘が云ってました」
B「何自分の過ちを娘に押しつけてんだよ!最悪だな!愛しい娘じゃなかったのかよ!」
A「いや、だから木佐貫が『今日俺調子良いんだよね。完全試合できちゃうかも』って……」
B「だから木佐貫はお前の娘じゃねぇよ!黙れよ!いつまでもその大嘘にしがみつくなよ!」
A「っていうかぶっちゃけ、あなたも僕の娘です」
B「んなわけねぇだろ!唐突な自殺衝動に駆られる様な発言を平然と吐くな!」
A「試合中になんなんですが、この試合のキャッチフレーズを思いつきましたよ」
B「なんですか急に……」
A「君の心にホームラン!私の父親ホームレス!」
B「なんなんだその哀愁に満ちたキャッチフレーズは!客足途絶えるわ!」
A「早くダンボール以外の家がほしいです」
B「お前がホームレスなのかよ!って事はこのキャッチフレーズは、お前の娘の叫びかよ!いい加減にしろ!」
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