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動脈
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作詞 upi |
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「新宿」―\―\輪郭のあやふやな此の街
今宵も月の雫は蒼く揺らめいてゐる
「新宿」―\―\数多の犬群れる踊り場
恥しげも無く佇む高層ビルの灯り
所謂「広告塔」 辺りを望めども其ればかり
他所に目を遣る為に ネオンに目が眩んだ振り
「新宿」―\―\巡る動脈の中心・【心臓】
混ざり合う体温は一定の震度を保つてゐる
「新宿」―\―\輪郭のあやふやな此の街
取留めも無い罵詈雑言から丁々発止
俯瞰図で捉えれば私も貴方も同じことでしょう
それでも貴方は此処ばかりを愛でると云うの
融けていく程に
愛を囁けど貴方は
部屋の鍵を置いて
踵を鳴らして行く
ああ一人残されて
また自傷行為
ああこんなにも
泣いて居るわ「私」
「新宿」―\―\輪郭のあやふやな此の街
今宵も月の雫は蒼く揺らめいてゐる
「新宿」―\―\数多の犬群れる踊り場
恥しげも無く佇む高層ビルの灯り
時間などと云う概念で縛らないで頂戴
「咥えたら放さないわ」
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