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現実
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作詞 雨童子 |
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ずっと夢ばかり見てた
現実は見たくなかったから
心に冷たく突き刺さるのは、たまらなく嫌だった
悲しみが去っても
心の中には、ぽっかりと穴が開いたみたいに
寂しさは消えなかった
そんなふうに
次々と嫌な事ばっかり起きるもんだから
逃げ出したくなったんだ
何処にいけばいいのかわからない
けど、とにかくその場所から離れたかった
だから走った、自転車に乗って、どこまでも
行きたいと思った、行けると思ったんだ
喉が痛くなっても、風が心地よく
そんな痛みは感じなかった
どこにいっても
答えは見つからなかった
生きる意味がわからなかった
明け方の空は、優しく地面をてらした
ついさっきはまで暗くて
電灯の明かりだけが頼りだった道も
優しい色に、染まっていく
こんな事したって、問題は解決しない
逃げたって、すぐ追いつかれるだろう
だったら最初から
逃げ出さなくたっていいはずだろう?
立ち向かっていったほうがカッコイイんだ
だから、自分のいるべき場所に
「帰ろう」と思ったんだ
あの頃は
どこまでも「行きたいlと思った
今は
どこまでも「生きたい」と思える
それがあの時見つけた
答えなんだ
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