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1000年のウタ
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作詞 雅音 |
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水面に映る水草の影
揺れる蓮に思い寄せ
静かに動いた時代を貴方は
「仕方がない」
と呑みこんだ
哀しげな貴方の背中に
私は声をかけることも何も・・・
せめて貴方が消えぬように
永久に唄い続けよう
春風香る枯れ木の匂い
切れた枝に生命を
ひどくひどく汚れた世界に
私はウタを唄った
細くだけど強く響いた声を
貴方は聞きましたか?
遠く遠く去って行く貴方、あぁ、貴方・・・
汚れた世界が消えても
私の声が枯れてしまっても
貴方が此処に居たことが
いつまでも消えないように
哀しげな貴方の背中に
私は貴方を止めることもせず・・・
せめて貴方が消えぬように
永久に唄い続けよう
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