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分からず屋。
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作詞 銀月 |
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振り返った瞬間。
私は何が起こったかすぐに理解できなかった。
唯一分かったのが、
大きな音がしたのと、
目の前に人が倒れてること。
どうして目の前に人が倒れてるの?
この人は…誰?
あぁ、私の彼氏じゃんか。
私の大事なヤツ…じゃん。
なんでこんなことになってんの。
なんで目、開けないの?
さっきみたいに笑ってくんないの?
しゃべってくんないの?
ねぇ?どうして動かないの?
あぁ、私、夢見てるんだね。
速く醒めないかな…。
こんな目覚めの悪そうな夢。
目開けたら、アンタはまた笑って、
『なんだよ?まだ寝ぼけてんのか?』
とかからかってくるんでしょ?
その時流した涙は、やけにしょっぱくて、
リアルだった。
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