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マッチ売りの少女
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作詞 りなコ。 |
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街は明るく 夜道にも灯火が
道はたくさんの人で賑わい
周囲の家からは 幸せそうな声が
少女は ただ一人 存在している
この日には 場違いな空気を漂わして
少女は ただ一人 存在している
冷たく凍えた 体を震わして
街を歩く 多くの人々
街をいく 長い時間
一瞬たりとも少女には気付かない
賑わいで かき消されそうな声も
誰にも届かない 存在すらも無となって
はだしの足が凍り付いても
誰の目にも入らない
それでも少女は未来を信じ
精一杯 街を照らす
小さな小さなマッチの灯火をゆらし
それでも少女は前を向く
夢のような ごちそうも
暖かいストーブも
死んだはずの おばあちゃんも
現実じゃないことくらい わかっている
でも やっぱり手を伸ばしてしまう
心の寒さに気が落ちる
最期まで
少女は自分の役割を果たしたかった
この冷たい街に灯火を
そして今日も 時は流れる
今は亡き 少女の思いを乗せて
りなコ。
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