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影
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作詞 桜麗 |
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『この声は何のためにあるの
この手は何のためにあるの』
緑色の海に
沈んでいく君を見て
なぜか手をのばさなかった
白黒の世界は
何も応えてくれなくて
空が何色か忘れてしまった
君がくれた手紙は
燃え尽きて 灰になって 風にのって消えた
この声は
嘘吐きで 非情で 誰の耳にも届かない
手を伸ばしても
君には触れられない
ただ心にあるのは君の影でしか―\―\―\・・・
『この声は唄うためにあるの
この手は私を包むためにあるの』
金色の太陽に
負けないくらいの笑顔で
僕の問いに応えてくれた
棘の道では
声は枯れ 手は真っ赤に染められた
もう二度と君を触れない
君が見上げた空は
怒声をあげて 涙を流し 死んでいった
ただ傷ついた君を
あの時 包みこんであげれば
青い空がもう一度見れたかもしれないのに
この声は
嘘吐きで 非情で 誰の耳にも届かない
手を伸ばしても
君には触れられない
ただ心にあるのは君の影でしか―\―\―\・・・
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