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冷たい雨と壊れた時計
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作詞 MI-KO |
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止まっていた時計はまだ動かない
君に出会ったのはいつだったろう?
忘れ去られた記憶の片隅
何年か前のこのときは
きっと覚えてたはずなのに
なぜだろう
思い出そうとする度 何かがキシキシ痛むんだ
そうあれはたしか、こんな雨の降る時に
君は悲しそうな顔をして 僕の前を通り過ぎたんだ
雨が ぽたぽた落ちる雨が
車から跳ねた水しぶきが 凄く冷たくて
走り去る君の姿を ぼやけた視界で見ていた
止まっていた時計はまだ動かない
どうして思い出すんだろう?
君と僕は何の関わりもないはずなのに・・
また雨が降ってる あのときのように
君が走り去った後 僕は見たんだ
ぼやけた視界の中 しっかりと
後ろには 僕と同じ制服を着た奴が
違う女子をつれて 歩いていた所を
だから 君は泣いていただろうか?
雨の音が煩くなる中で 小さく
もしも僕に少しでも勇気があって
君を呼び止めていることができたなら
君は泣かないでいてくれただろうか
君を 何も言わず抱きしめていれば
あんな冷たい雨は降らなかっただろうか
僕はまだあのときの雨の中を
さまよったままだ
壊れた時計はもう動かない
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