|
|
|
窓越しのエピローグ
|
作詞 Ryu |
|
大切な時間を 二人分け合ったこの部屋で
過ぎ去った季節の 遠い思い出を紡いだり
戻らない 戻れない もう二度と
帰らない 帰れない いつからかすれ違っていた
窓に 映し出された 君の顔
「もう会わない これで最後」と 悲し気に呟いた
夜の 街に降る雨 こんなにも
流す涙を 隠すかのように 窓をつたって 落ちる
肝心なところを いつもごまかしてきた僕は
リアリスト気取りの 臆病者と知っていたのに
変わらない 変われない 幼さじゃ
「離さない 離れない」 空回りして響く台詞
窓に ぼやけて映る 君がいる
黙ったまま その仕草だけ 敏感に追いかけて
今は 永遠さえも ひと時の
幻の中 おぼろげに光る 懐かしい夢 揺れる
いつのまにか雨は上がり 外は静けさを取り戻す
「それじゃ」と君が切り出し 時を止めて離れていく
窓の 向こうに霞む 君がいる
月明かりが 後姿を 妙に優しく照らす
今も ぬくもりだけを この場所に
残したままで 新しい君は これからどこへ 行くの
これからどこへ 行くの
|
|
|