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空の端っこ
作詞 伊緒
待ちに待った今日の夏祭り
あの人も来るんだろうか・・・
買ったばっかりの浴衣を着て小走りに家を出た

夕日が傾いて空がオレンジ色に染まって行く
太鼓の音に誘われて僕の心は揺れる
風が運ぶ夏の匂いに包まれて
もう一度空を仰ぐと
真っ暗な空に赤い提灯の光が差していた

水を泳ぐ金魚のように何も考えず漂っていたい
そう想っていたあの頃は今じゃ遠い日の記憶
嬉しいときも貴方が居た
一緒に来ていたこの夏祭り
知らないうちに恋をしていた
寂しいときも貴方が居た
傍にいると解っていたから涙が出ても平気だった

今どこで何をしているの?

こんな人の中で見つけられるはずないけど
自然と目が貴方の着ていた浴衣の色を追っている

今でも貴方のことが好きです

素直に言えたらどんなに楽だろう
賑やかなお祭りが大好きだったでしょ?
ずっとまた一緒に来られる日を待っているから

空を仰げば暗い夜空に赤い提灯と
色とりどりの花火がそこにあった
一回きりの花を咲かせて
静かにそっと消えていく

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 空の端っこ
公開日 2005/07/26
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 失恋
コメント 夏祭りをテーマにしました。
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