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愛の工場
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作詞 悪鬼 |
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いつからここに勤めているのだろう
記憶にないもの探しても見つからないのは当然で
だからといってあるものを探しても意味はなくて
人は何を目的に生きているのだろうか
愛の工場 道端に落ちていた広告に目をひかれ
勤めたって 人の愛ばかり作っていた
僕の中で小さく膨れ上がった愛は
この工場では扱えない 小さすぎて
何かをきっかけに途端に大きくなる
疲れ果てて ベッドもない部屋で横たわった
空を見上げようとも 天井が邪魔をする
この工場で作られた愛が高く売れる訳でもなく
僕の仕事はいつまでもこのままなのか
作る側では何も変わらないんだ
上司に頭下げて もらった休み
徹夜で作図した愛の設計図 これなら売れるんじゃないか
どこから沸いたかもわからないような自信を掴んだ
上司に見せて サンプルを作ってもらった
手を離した瞬間にバラバラになったその愛は
間違った設計図によって作られたもの
僕の手によって書かれた設計図
答えはすぐに見つかったさ
愛の工場 ここに勤めてどれくらい経つ
今までのないもの探しにはちゃんと意味があった
何かを求めているから 探すわけで
ないもの探しは僕の人生なんだ
そのないものは自分が作っていた
愛は手作りで出来た 設計していた愛は
何かが足りなかった それは自分の愛だった
人に売るものに自分らしさをいれてどうするんだい?
すばらしいぐらいの落ちこぼれさ
自分の愛を作るのにさえ これほどまでに手間取ってしまう
だけど この愛がヒットすれば
こんなボロ工場にいる必要はないんだ
愛の工場 僕の作った設計図・・・・
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